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株式会社ビーネックステクノロジーズ
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7,000人の「エンジニア人生」に寄り添い、ひとりひとりに最適なキャリアを
向上心ある優秀な人材の力を通じてクライアントのプロジェクトを成功に導く
(右から)EVシステム企画部 専任部長 日浦 宏之氏
EVシステム企画部 高橋 麻衣氏
EVシステム企画部 仲座 朱音氏
機電系エンジニアを中心とした派遣事業を展開する株式会社ビーネックステクノロジーズ。7,000人を超えるエンジニアを擁する同社は、「幸せな仕事を通じて ひとりひとりの可能性をひらく社会に」をパーパスとして掲げ、エンジニアひとりひとりの最適なキャリアの実現を通じてクライアントの円滑なプロジェクト運営に貢献している。同社はエンジニアのスキルアップ・キャリアアップを支援するシステムに「oproarts」を導入。「oproarts」がどのように役立てられているのかを、システムの企画運営を担うEVシステム企画部の日浦氏、高橋氏、仲座氏に伺った。
- 【課題】ひとりひとりの「エンジニア人生」に伴走する そのために必要なDXを実現したかった
- 【選定】従来のツールでは実現できない帳票化 多様なリクエストに応えるツールが必要だった
- 【運用・評価】内製化がもたらしたスピーディなデジタル化 社内の力だけで品質の高い成果物を実現
- 【今後】今後も積極的に進めるDX サポート体制に期待
【課題】ひとりひとりの「エンジニア人生」に伴走する そのために必要なDXを実現したかった
機電系エンジニアを中心とした派遣事業を展開する株式会社ビーネックステクノロジーズは、「幸せな仕事を通じて ひとりひとりの可能性をひらく社会に」をパーパスとして掲げ、エンジニアひとりひとりの最適なキャリアの実現を通じてクライアントの円滑なプロジェクト運営に貢献している。
「家電や自動車などの機械や電子いわゆる機電系のプロジェクトへの人材派遣がメインとなります。約7,000人の所属エンジニアと弊社に寄せられる多くのプロジェクトの最適マッチングを通じて、エンジニアには自身が目指すキャリアプランの実現を、クライアントにはプロジェクトの成功をお手伝いしています。」(日浦氏)
同社はエンジニアと案件を単純にマッチングさせているだけではない。
「エンジニアといってもこれまでの経験も持っているスキルも違います。さらに、将来的に目指すキャリアもエンジニアの数だけあります。我々は彼らひとりひとりに今必要な経験ができるプロジェクトをマッチングさせるようにしています。もちろん、クライアント側の要求するスキル人材であることは大前提です。エンジニアも高い目標意識やモチベーションを持って参画するため、高いクオリティのプロジェクト運営が可能になります。他にも研修センターを設立するなどスキルアップの環境整備や、e-スポーツチームにスポンサードするなど、技術感度の高い人材に弊社への関心を持ってもらえるような取り組みをしています。」(日浦氏)
次に、EVシステム企画部の役割について伺った。
「EVシステム企画部の"EV"は"エンジニアバリュー"です。設立趣旨としてはシステムを通じてエンジニアの価値を高める施策を行うことがミッションとなっています。営業部門が立ち上げる各種企画にシステム面でサポートすることも担当しています。」(日浦氏)
2018年に導入したSalesforceの保守もEVシステム企画部で行っている。
「給与情報の管理や各種申請など、エンジニアが日々使うポータルサイトをSalesforceで構築しています。また、『キャリアブラッシュアップ』といって、エンジニアがスキルや経験を入力したりそれらを整理したりするのもこのポータルサイトで行っています。」(日浦氏)
「エンジニアがアップデートする情報は営業部門が閲覧するシステムにも反映され、さらに契約情報や顧客情報が紐づけられています。私はこのあたりのシステムを担当しています。」(高橋氏)
そんな中、仲座氏の担当業務では大きな課題があった。
「私は入力されたデータの分析活用を担当していました。現在はRPA担当として、業務の自動化を担当しています。その中で、エンジニアのスキルデータをまとめて帳票にして活用しようとなったんですが、集約したい情報がかなりの数のオブジェクトに分かれていたんです。当時利用していたクラウドサービスベンダーに相談したところ、対応が難しいとの返答で。それで、新たなツール選定に入ることになりました。」(仲座氏)
【選定】従来のツールでは実現できない帳票化 多様なリクエストに応えるツールが必要だった
その帳票には、エンジニアの保有スキルや資格に加え、これまでのプロジェクト経験(契約情報)などを含む。さらにグラフも活用した形で見せたいという要望もあった。
「Salesforceベースだったので、AppExchangeで探しました。複数オブジェクトに分かれた情報を出力できる、といったさまざまな条件に対応可能なツールとして見つけたのが『oproarts』だったんです。」(仲座氏)
【運用・評価】内製化がもたらしたスピーディなデジタル化 社内の力だけで品質の高い成果物を実現
次に「oproarts」の導入段階について仲座氏に伺った。
「実は当時私は営業部門から移動してきたばかりのタイミングで、もちろんSalesforceの開発経験もなかったため、導入には正直時間がかかりました。既存のものとの整合などを図りながら進めるということもあり、着手してから1か月ほどかかったと思います。でも、今考えると素人同然のレベルでも1か月でできたんだなと感じますね。この間もサポートの方には丁寧に対応していただきました。この帳票ができたタイミングで、同じく前ツールを使っていたもう1種類の帳票も移管しました。」(仲座氏)
高橋氏は導入のメリットは「内製化」だと話してくださった。
「例えば、直近で取り組んだエンジニアの技術体系図を示す帳票は、事業部から要望が挙がった時点ではすでに外部に発注しても間に合わないタイミングだったんです。納期だけでなく成果物の内容としても、おそらくベンダーに依頼しないと完成しない内容だった。『oproarts』を導入したことにより、この辺りを社内の力で実現できたのは大きいことだと思います。」(高橋氏)
「技術を体系立てて見せるもので、エンジニアのキャリア相談などで使用します。エンジニアとしての経験が少ない人は、将来的にどんなキャリアを作っていけるかがイメージできない。それを具体的な技術スキルを体系立てて見せることで、今後のキャリアプランとかゴール目標を持ちやすくなります。また、案件とのマッチングを行う際に、クライアントの求める人材像を具現化するのにも活用できます。プロジェクトの期間としては本当に短く、立ち上がりから3か月足らずでしっかり二人でやり切ってくれました。成果物の品質も良く、よくあの短期間で作り上げたなと思います。これまではExcelを使ったりしていたのですが、きちんと可視化したツールができたと現場からも高く評価されています。」(日浦氏)
【今後】今後も積極的に進めるDX サポート体制に期待
最後に今後の展望や、オプロや製品への期待について伺った。
「確定ではありませんが、今後Salesforce以外でWebアプリケーションを作る機会があるかもしれないんです。その際の連携でも『oproarts』を活用できればと思っています。」(日浦氏)
さらに今後対応を期待したいところとして、次のご意見をいただいた。
「触りやすさもあって、経験や知識の浅い人が本番環境を直接修正するという対応をしてしまうことがあるのですが、そういうケースではやはり問題が発生することも少なくないんです。そういった人向けの基本マニュアルなどがあるといいなと思いますね。」(日浦氏)
仲座氏からもご自身の経験に基づく貴重な意見をいただいた。
「自分が初心者レベルでスタートした経験から、『こういう帳票を作るには』とか『この機能を使いたい』といった導入時に使用できるマニュアルがあるといいなと思います。」(仲座氏)
エンジニアひとりひとりに寄り添って、目指すキャリアゴールの実現に伴走するビーネックステクノロジーズ。オプロも技術とノウハウで支援体制の構築に尽力していきたい。